2023.08.22
長く利用されてきたビルに改修によって新たな息吹と魅力を持たせる。
これは、築年数が経ち入居者離れが起こり始めている建物を、再び魅力ある物件へと再生させるための大きな一歩となります。
今回のコラムでは、物件の魅力を最大限に引き出すためのおススメのリノベーション案を3つご紹介しますので、それぞれの改修案を参考に、新たな顧客獲得に向けて動いていきましょう。
近年、都市部を中心に築年数が経ったビルのリノベーションニーズが増加しています。
そして中でも注目されているリノベーションが、メゾネットタイプへの変更。このメゾネットへの変化がなぜ人々から求められているのか、その魅力を解説します。
~メゾネットタイプとは?~
「メゾネットタイプ」とは、2階建てのような構造を1つの住居内で持つ設計のことを指します。
主に、1階部分にリビングやダイニング、キッチンを設け、2階部分にベッドルームやプライベートな空間を持つレイアウトが一般的です。
ポイント1 解放感
このメゾネットへの変更による最大の魅力はなんといっても「開放感」です。
通常の一層の部屋よりも天井が高くなるため、開放的な空間が手に入ります。
特に、吹き抜けのデザインを取り入れることで、より豊かな光の射し込みや風の流れを実感できるのです。
日常生活の中で自然が持つ光や風の心地よさを感じられることは、生活の質を一層高め、入居満足度へと直結します。
ポイント2 生活空間のすみ分け
メゾネットタイプは、生活空間の区分けがしやすいという特長も持っています。
共有の活動スペースとプライベートなスペースを明確に分けることができるため、家族や一緒に暮らすパートナーとの距離感を保ちつつ、それぞれの生活スタイルを尊重することができます。
このようなポイントを中心に、メゾネットタイプへの変更は、単にレイアウトが一新するだけではなく、そこで過ごす人々の生活の質そのものをより良くするポテンシャルも持っています。
ぜひ、新しい空間づくりをする際には選択肢の一つとして検討してみてください。
現代のライフスタイルは多様化しており、それに伴い住空間のニーズも変化しています。
中でも、より広い空間での生活を求める動きが増えている中、2戸を1戸に統合するリノベーションという手法も選択肢の一つとして有効です。
この目次では、この手法によりどのような魅力や生活の変化がもたらされるのかを解説します。
ポイント1 広さ
2戸を1戸に統合することの最大の魅力は「広さ」が確保できる点です。
面積が倍になるだけでなく、動線やレイアウトを自由に設計し直すことができます。大きなLDKを確保し家族や友人とのコミュニケーションを中心とした空間を実現したり、収納の充実や趣味にこだわるスペースを設けることも可能です。
ポイント2 スペースの余裕が生活の豊かさへ
このような大空間リノベーションは、生活の質を飛躍的に向上させる要素も持っています。
ゆったりとした空間での生活は、ストレス軽減やリラックス効果をもたらします。
また、自宅でのワークスペースを十分に確保できることで、テレワークや在宅勤務の際の生産性にも良い影響を与えるでしょう。
もちろん、統合リノベーションは計画的に行う必要があります。
2戸分の間取りを1つにするため、水廻りの配管や電気配線など引き直しが必要になる場合が多いです。
しかし、その手間を乗り越えた先に待っているのは、圧倒的な広さと自由度の高いライフスタイルです。
ビルオーナーとして、新たな顧客ニーズを取り込むためには、時に大胆なリノベーションが求められます。
2戸を1戸に統合することで、現代の多様なライフスタイルに応える物件として、大きな魅力をアピールすることができるでしょう。
旅行などでホテルの部屋に足を踏み入れた瞬間、その上質な空間に、落ち着きを感じながらも心が躍るような印象を持ったことはありませんか?
その特別感を日常の中に取り入れ、常日頃から上質な時間を過ごすことができれば、日常の質そのものが変わるでしょう。
こちらでご紹介する「ホテルライクなリノベーション」とは、まさにそんな魅力的な空間を実現する方法の一つです。
シックで上質なデザインは、一日の疲れを和らげるだけでなく、心地よい時間を演出します。
ただ生活の場ではなく、壁や床の色や質感、照明の色やデザインや明るさ、機能性とデザイン性を兼ね備えたこだわりのトイレ・洗面・バスルームは、毎日の生活を特別な空間で彩ります。
また、バスルーム直結のクローゼットや寝室の配置は、動線を考慮し、日常生活をスムーズにし、まるでホテルのスイートルームのような贅沢感をもたらします。
ですが実際にはここはホテルではなく、毎日寝起きをする家であり、生活の場です。美しいデザインだけでなく、実際の生活にマッチする機能性も忘れてはいけません。
ホテルライクなリノベーションを進める際は、実際の生活の中での使い勝手もしっかりと考慮することが大切です。
物件の魅力はその空間と住み心地にかかっています。
ホテルのような魅力的な空間を日常に取り入れ、一歩先を行くデザインと機能性を追求し、新しい時代の住空間を提供していきましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、趣向を変えた3つの魅力的なリノベーション案をご紹介しました。
一棟オーナーであれば、メゾネットタイプや2戸を1戸にする区分変更といった、本来ハードルの高いリノベーションも比較的容易に実現ができる手法です。
それぞれを掛け合わせて相乗効果をもたらすも良し、どれか1つに絞ってもよし、こだわりのリノベーションで物件の魅力を再生し、入居希望が増える施策を進めていきましょう。
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