入居者が毎日使うお風呂は物件を選ぶうえで非常に大きなポイントです。

家賃が安いなど、その他の条件が良い物件でも、古くて明るさ感じないお風呂は印象が良くありません。

具体的にどのようなお風呂が好印象なのかというと・・・

・バス/トイレ別

　築古の物件やワンルームの物件に多い3点ユニットバスタイプは敬遠されがちです

・明るくて清潔感のあるお風呂

　窓もないことが多い賃貸のお風呂は、まず清潔感は必須。明るさも大切です。

・掃除がしやすい

　女性の入居者はお掃除のしやすさについても気にすることが多いです。

・浴室暖房乾燥機がついている

　あると非常に便利な浴室乾燥機。浴室乾燥付きの物件はポイント「高」です。

しかし、浴室リフォームは、ユニットバスや浴槽を交換しないといけないから大掛かりなリフォームになる…

「費用的に余裕もないし、長い期間工事に入ると空室期間が延びる…」

と考え、なかなかリフォームに踏み切れないオーナー様も多いと思います。

ですが実は、「浴室リフォーム」と一言で言っても、交換以外にもさまざまな方法があるんです。

次の目次で、リフォーム費用を抑えながらも明るく清潔感あふれるお風呂にすることができる方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

「浴槽塗装」って聞いたことはありますか？

浴槽自体に塗装を施すことで、浴槽にできた傷や、劣化、汚れ等、気になる部分をカバーし、新品同様の見た目に生まれ変わらせることができる浴室リフォームの一つの方法です。

浴室全体としてはさほど古くなく、まだまだ浴槽自体も使える状態など、浴室交換リフォームをせずに浴槽だけキレイにするだけでも、だいぶ印象が変わり、浴室が明るくなります。

■浴室塗装リフォームのメリット

　・浴槽を交換しないため、費用が安く済む

　・短い工期で施工可能

　・塗装色も豊富で、新品のような仕上がり

　・工事の騒音が出ない

■費用目安

浴槽の大きさ（塗装面積）や素材、傷み具合などによって費用は異なりますが、約10万円前後が目安となります。

お風呂は長年の使用により、汚れやキズが目立つようになってきます。

特に、浴室の床部分は、身体を洗う際に人が立ったり座ったりする場所であり、一番浴室の中でダメージを受けやすい場所でもあります。

そのため、浴槽は問題無いけど床だけ傷みが目立つ…という状態も多く、浴室の床だけキレイにできないか悩む方も多いと思います。

一般的な選択肢としては、タイルの貼替えや、そして先ほどの目次でもご紹介した塗装という手段もありますが、今回ご紹介するのは「シートを貼る」という広報です。

お風呂の床に専用のシートを直接貼るのですが、ユニットバスはもちろん、タイル床やモルタルの下地にも対応しています。

■浴室　床シート貼りリフォームのメリット

　・短い工期で施工可能

　・断熱性が確保されるため床に触れた際の冷たさが大幅に軽減

　・転倒を予防する防滑性

　・高い衝撃吸収性により、万が一の転倒時の衝撃が和らぐ

■費用目安

浴室の床面積や、下地となる材質やその状態、床シートの種類によって費用は異なりますが、約5万円～8万円程度が目安となります。

このように、浴槽の交換やユニットバスの交換をしなくても、お風呂スペースを快適に使えるようにリフォームすることが可能なんです。

※浴室の状態によっては、ある程度費用をかけてリフォームをした方が良いケースもありますので、リフォーム業者とも相談しながら、費用対効果も考慮して検討することをおすすめします。

物件探しの大きなポイントである浴室の快適度。

「キレイ」で「清潔」、そして「温かく快適」に使用できる浴室は物件のアピールポイントとなり、他の物件との差別化にもつながります。

ぜひ積極的に“お風呂リフォーム”に取り組んでみてください。