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コラム

よくある物件のカビ問題… 対策できていますか?

2022.09.20

コラム

賃貸経営の中で起こる問題の一つに、物件のカビ問題があります。

カビの原因は非常に様々。今起こっていなくても、いつカビ発生の損害が起こるかわかりません。

そうならないように、事前の対策をとるための参考としてぜひお読みください。

物件のカビ 梅雨~夏だけではない!空気が乾燥する冬も要注意!

カビが生えやすい温度・湿度は、20~35℃で80%程度の湿度と言われていますが、日本の四季に当てはめると梅雨時期から夏の間、そして季節が秋に向かうまでの秋雨の時期まで4カ月間もこの条件に当てはまります。

 

実に、1年の三分の一もの期間において、カビが発生しやすい期間が続くこととなり、気付かないうちにいつの間にかカビが大量発生…なんてことも十分あり得ます。

 

上記で説明した期間以外に、実はカビ発生の危険が高まるのが“冬”なんです。

空気が乾燥し湿度も気温も低く、カビとは無縁では?と思いがちですが、実はその「空気の乾燥」が問題なんです。

 

風邪やインフルエンザなどのウイルスは乾燥によって活発化すると言われ、近年は乾燥対策に家庭やオフィス用の加湿器が普及し多くの住宅で使われています。

その“加湿器”が冬場のカビリスク上昇につながってしまうんです。

 

冬場、特にカビのリスクが高いのが寝室。

寝ている間は換気をせず、窓を閉め切って暖房器具と共に加湿器を付けて就寝する方が多いと思います。

もともとマットや布団等は湿気が溜まりやすく、外気が下がる夜間に室内で加湿器を付けると、外気温との温度差によってかなりの確率で窓の“結露”が発生します。

 

その“結露”が窓のサッシやカーテン・寝具・ベッドと壁の設置面などのカビリスクを高めてしまうため、冬場も注意が必要です。

 

賃貸物件のカビ損害 入居者負担?それともオーナー負担?

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<結露を放置したことにより拡大したカビ・シミ> 

結露は建物の構造上の問題であることが多いが、賃借人が結露が発生しているにもかかわらず、賃貸人に通知もせず 

~中略~ 

通常の使用による消耗を超えると判断されることが多いと考えられる。

引用:国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドラインより

**************

 

 

このように、国土交通省発表のガイドラインによると、一般的な対策を行わない場合はその損害が入居者側の責となりうると記載されています。

 

とはいえ、カビの原因が建物の構造上の問題と判断される可能性も依然としてあり、カビの損害すべてにおいて入居者負担となるかは状況によります。

 

 

建物の構造上、極端に断熱性が低い物件は外と室内の温度差で結露が生じる可能性が通常より高く、構造上の問題とみなされ、賃貸人の修繕義務により費用を負担する必要が出てくる可能性もあります。

このように、賃貸経営において「カビの発生リスクを未然に防ぐ」ということが大切になってきます。

 

そして、入居中のカビ対策は入居者の理解と協力が必要になってきます。

 

定期的に換気を実施することや結露が起きた時はこまめに窓やサッシの水を取り去るなどの対策をとることを依頼した上で、それらを行わずカビによる損害が起きた場合は修繕費が入居者負担となる可能性が高いことを伝えておきましょう。

 

そうすれば、カビが発生することに対し不安を感じ、多少面倒でも入居者自身がカビ対策をしながら生活してくれるようになるでしょう。

 

 

湿気対策は「換気」+「結露防止」

鉄筋コンクリート造の建物は、「気密性=高」「断熱性=低」といった、風通しが悪く湿気や熱がこもりやすい構造です。

マンションに多いこのような構造の場合は、風通しがよく、結露が起こりにくい環境に近づけることが大切です。

 

~湿気・結露対策のポイントは 「換気」「断熱対策」~

構造の他に、築年数が経っているマンションの多くは断熱対策がされていない建物が多く、また風通しについてもあまり考慮されていない間取りであることが多いです。

その場合はリノベーションによる改修で十分に換気が行われる空間を造り出すことが大切です。

 

■断熱材を入れる

結露が発生する原因は、建物の内部(室内)は暖房器具の使用や生活により熱や湿気と、外部の気温との温度差だと目次1でもご紹介しました。

建物の壁に断熱材が入ってないという事は、断熱効果のある建物よりも内部と外部の温度差が開きやすく、より一層結露しやすい環境だといえます。

 

そこで、壁を一度解体し断熱材を入れることで、壁部分が受ける温度差が緩和され、湿気・結露の対策になります。

そして、夏場の暑さや冬の寒さも和らぎ、室内が快適に過ごしやすくなります。

 

■換気のための開口や室内窓の造作

“室内窓”という言葉だけを聞くと、「室内に窓??」となかなかイメージがしにくいかもしれませんが、写真のように、文字のごとく「室内に設置する窓」です。

 

~なぜ室内窓がおススメ?~

室内窓は、もともと壁だったところを開口(もしくは解体)して新たに窓をはめ込んで造ります。

マンションの特に角部屋でない物件の場合、玄関から入って突き当りのバルコニー側にしか窓がなく、その中間のクローゼット等には窓が無い、といった事が多くあります。

日光が入らず通気性がよくないと熱や湿気がこもりやすくジメジメとしてカビが生えやすい環境に。

 

そのような場所に室内窓を取り入れると、壁で仕切られながらもバルコニーや外廊下からの採光や空気の通り道を確保することが出来るようになり、マンションのような限られた空間におけるカビ対策におすすめです。

 

室内窓は、最近のマンションリノベーションの際の人気が高く、窓ガラスも引き違いタイプや観音開きタイプ、また滑り出し窓など、さまざまなタイプ・大きさの窓がありますので、選択肢が多いところもマンションの改修で導入しやすいポイントです。

 

■リビングと居室を仕切る壁に室内窓と開口部を設け、風通しも明るさもバッチリ

 

■クローゼット上部に滑り出しの室内窓を設置し空気の通り道を確保

まとめ

カビによる損害は、壁や床の表面だけで済めば良いのですが、ひどい場合は床板の内部や壁材にまで被害が広がってしまうこともあり、「換気」「断熱」対策と、入居中のこまめな換気等の生活上の注意も大切になってきます。

 

当社サービス「オーナー様負担0円 ビル再生サービス」では、カビ対策を考えたリノベーションを行うことはもちろん、築古でカビが生えたり劣化した内装の物件も、もう一度キレイに長くお使いいただけるよう丁寧に工事を行います。

 

空室が長期化する前に、オーナー様の負担0円のリノベーションで建物を一新しましょう!

 

 

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投稿者プロフィール

株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
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