2022.11.21
経年劣化が目立つ物件の空き室対策には水廻りのリフォームをオススメします。
特に3点ユニットバスのお部屋は、立地や他の条件がよいお部屋でも敬遠されがちです。
限られた予算を有効に活用して、入居率UPを目指しましょう!
マンションの空室対策としてリフォームを検討しているオーナー様へ、入居希望者の心を掴むリフォームポイントをご紹介します。
お部屋探しをする際、バス・トイレ別で検索をする方が圧倒的に多く、3点ユニットバスのお部屋は検索の段階で弾かれてしまい、内見の機会さえ得ることができないのが現実です。
多少、居室を狭くしてもバス・トイレ別にすることをオススメします。
広さや、予算で完全分離が難しい場合、間仕切りを設置するという方法もあります。
間仕切りは完全な別室ではありませんが、入居募集に「バス・トイレ別」と表記することができるので、内見のチャンスを増やすことができます。
初期費用はかかりますが、バス・トイレ別のリフォームは空室改善にとても効果的なリフォームであることは間違いありません。
3点ユニットバスの分離リフォーム方法を具体的にご紹介します。
居室の広さや建物の構造によって選択肢が限られることもありますのでご了承ください。
3点ユニットバスを完全分離する
お風呂・トイレ・洗面台を完全分離するリフォーム方法です。
トイレを新しく居室内に設置することになるので、広さに余裕がないお部屋の場合は施工が難しくなります。
無理に分離工事をすると、居室が異様に狭くなったり、収納スペースが狭くなってしまうのでお部屋のデメリットが目立つようになってしまうので注意が必要です。
一般的に完全分離リフォームの費用は100~200万円ほどです。
構造によっては、さらに費用が多くかかる場合もあるので、見積もり前にしっかり確認をしてもらいましょう。
お風呂とトイレの間に仕切りを設置する
完全な別室とはなりませんが、お風呂とトイレの間に仕切りを設置するリフォームもあります。
仕切りがあると、シャワーカーテンも不要になり、トイレの床やトイレットペーパーが濡れてしまうのも防げます。
一番のメリットは、入居者の募集要項に「バス・トイレ別」と表記ができることです。
完全な分離ではないのですが、内見のチャンスを増やすことができます。
仕切りリフォームは、工期も短く、リフォーム費用も20~30万円とお安いので
「居室がせまく、分離するのは難しい・・」
「なるべくコストをかけずにお風呂とトイレを分けたい」
「入居募集に”バス・トイレ別”と表記したい」
上記のような方に向いていますので、ぜひご検討ください。
浴槽を撤去してシャワーのみにする
分離はしたいけど居室がせまく難しい場合、浴槽を取り払ってしまうのはいかがでしょうか?
忙しい方や、学生などシャワーだけあれば十分。浴室は不要という考えの方も多いです。
例えば、スパが併設しているジムに通っていて、家でゆっくりお風呂に浸かる習慣がない方などに需要があります。
お風呂とトイレが完全分離のため衛生的ですし、浴槽が不要なのでリフォーム費用も抑えることができます。
築古物件の3点ユニットバスは、出来れば分離工事がおススメですが、費用や構造によっては難しい場合もあります。
まずはリフォーム会社に相談して現地調査をお願いしてみましょう!
あまり馴染みがないかもしれませんが「浴室塗装」というリフォーム方法があります。
ホテルなどでもよく行われているお風呂のリフォームになります。
交換工事をするほどではないけれど、劣化や色ムラなどが気になる時にオススメしたいリフォーム方法です。
浴槽を特殊なコーティング塗料で塗装すると出、劣化やキズ、色ムラなどをカバーでき、新品のような見た目に生まれ変わらせることができます。
塗装だけですので騒音などの心配もなく、アパートやマンションなどの集合住宅でも時間帯などを気にせず気軽にリフォームが可能です。
ユニットバスを新しいものに変えるよりぐっとコストも抑えられますので、予算があまりないが、空室対策になる水廻りリフォームをご希望でしたらぜひご検討ください。
入居希望者が内見時に重要視する項目はたくさんありますが、とくにトイレは重要なポイントと言えます。
居室や設備に問題がなくても、トイレが古いと入居申し込みに至らないという傾向があります。
なるべく費用を抑えて空室対策をするのであれば、トイレのリフォームは費用対効果が高くおすすめです。
入居者のターゲットを絞り客層を限定したほうが効果的でしょう
1人暮らし向けの場合、掃除を頻繁にしない入居者が少なくありません。
汚れが付きにくく、落としやすい便器がオススメです。
トイレットペーパーや掃除用具、生理用品などが収納できるスッキリとした収納棚もポイントが高いです。
温水洗浄便座も今はあって当たり前の設備になっています。
コンセントがあれば取り入れることができますのでぜひご検討ください。
こちらも入居者満足度に効果的な費用対効果の高いリフォームのひとつです。
限られた予算でもできる集客につながるリフォームはあります。
空室対策に悩まれているオーナー様はまずは水廻りの見直しをしてみてはいかがでしょうか?
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