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コラム

空室問題を解消する鍵は「共有部」とその「清潔感」

2023.10.30

コラム

アパートやマンションのオーナーにとって、物件の空室化は避けて通れない課題です。

収益の減少、経済的なプレッシャーといった不安が付きまとう問題です。

しかし、この問題に対処する鍵が建物の「共有部」にあることを知っていますか?

共用部はまず初めに入居者の印象を左右する重要な要素であり、正直なところ、共用部のお手入れが行き届いていない建物は物件候補として生き残れないだけでなく、既に入居している入居者が退去を考える一つの要因にもなりかねません。

今回のコラムでは、共有部のお手入れに焦点を当て、その清潔感によって賃貸不動産経営における空室化の解消策を図るためのポイントをお伝えします。

オーナーが必ず「物件空室化」の悩みについて

賃貸不動産の所有者として、空室化の問題は不動産オーナーが直面する最も深刻な課題の一つです。

空室によって毎月の家賃収入が減少すれば、借入の返済や投資の収益性に大きな影響を及ぼす可能性がありますので、この問題には真剣に取り組まなければなりません。

 

では、どのようにしてこの問題に立ち向かえばいいのでしょうか?

その答えは、「共有部のお手入れに」焦点を当てることにあります。

共有部は、不動産物件の魅力を高め、入居者を引き寄せる鍵となります。

入居者は、共有部についてもその管理状況を気にするものです。

共有部が清潔で整備されていない状態は入居希望者に不快感を与え、既に入居している方にとっても快適性が損なわれ、入居満足度の低下に直結してしまいます。

 

逆に、共有部にまでしっかりと行き届いた手入れがされている清潔な建物は非常に魅力的であり、入居促進と長期入居へとつながり安定した家賃収入をもたらしてくれるでしょう。

共有部のお手入れ 具体手には何をすればよい?

物件の共有部のお手入れのポイント、それは「入居者目線」です。

入居者に清潔感を感じてもらい、快適に過ごしてもらえるように…といった要素を考慮しながら具体的な対策をとっていきましょう。

 

 

ポイントその1「清掃」

共有部の清潔さは、まず物件を探している入居希望者にとって非常に重要な部分です。

せっかく内覧の機会を得ることができても、

・ゴミが散乱している

・土埃が溜まっている

・蜘蛛の巣が張っている

…といった具合では、いくら内装が整っていても大きなマイナスです。

床の掃除、窓拭き、共用トイレや廊下の清潔さの維持など、定期的に清掃業者に依頼するか、必要に応じて清掃スタッフを雇い、しっかりとキレイな状態を保つよう努めましょう。

 

ポイントその2 花壇やグリーンで空間を彩る

共有部に自然の緑の要素を取り入れることで、居住環境を魅力的に演出できます。

共有部に花壇やプランターを設置し、季節ごとに鮮やかな花や植物を植えましょう。

一見、無機質になりがちな共同住宅も、自然の草花を取り入れることで心地よい雰囲気を創ることができます。

 

ポイントその3 ゴミ収集スペースの管理

ゴミ収集スペースがある場合、カラスや猫除けのネットではなく、ゴミ専用のボックスやコンテナを設置しましょう。

ネットだけでは、どうしても収集日の朝にしかゴミを出すことが出来ない等の制限が発生し、入居者によってはゴミ出しのタイミングが難しい場合も。

ゴミ専用のボックスがあれば、深夜や早朝でもゴミが捨てられるようになりますので、入居者のストレスも半減し、かつ共用部の清潔さと快適さが保たれ、入居者の生活品質が向上します。

共有部のお手入れは物件への先行投資です

オーナーさまの中には、どちらかというと物件の中身(居室の内装や設備)に気を取られ、共有部についてはあまり気を配らず、しっかりとした手入れが出来ていない、といった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、入居者が物件を選ぶ際、建物の内装だけを見ているのではなく共有部の清潔感や快適性といった点もしっかりとチェックしながら入居先を選んでいるのが実情です。

 

空室が増え収益性が下がっているなかで、実際に定期的に清掃を行ったり、植栽の手入れをしたり、ゴミボックスを設置する、といった、費用が掛かる行動は抑えたいという気持ちも当然あることと思います。

とはいえ、物件をより永く運営・維持していくためにはしっかりと入居者を誘致すること、そして誘致から入居へとステップを進め、その後の長期入居を支えるための具体的な施策が必要なのです。

賃貸不動産の所有者として、物件の共有部の手入れを徹底していくことは、今後の賃貸運営を安定したものへとする大切な要素ですので、先行投資と捉えて、ぜひ積極的に検討をしていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

物件の共有部の維持管理にはある程度の費用(経費)を必要としますが、手入れをせずにいて空室化が一層増え、入居者の物件離れが進んでしまっては元も子もありません。

入居者が快適に満足して暮らせる建物は、入居希望者を引きつける要素を持っています。

建物の内部だけでなく、共有部にもしっかりと目を配り、清潔さを保つ努力を惜しまないようにしていきましょう。

 

当社では、ビル再生サービス=オーナー様負担0円を展開しています。

共有部の清掃や工夫だけでは入居者が集まらなさそう・・・と思っているオーナーさまや、なかなか改修費用が捻出できずに悩んでいるオーナーさま、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者プロフィール

株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
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