2023.10.19
共用部の建具交換は、建物の改修の中で比較的手軽に取り組める改修策の一つです。
建具と呼ばれるドア、引き戸、折り戸などを交換することで、建物全体の雰囲気やデザインを一新し、新たな魅力あふれる空間を作り出すことができます。
このコラムでは、建物のオーナーさんに向けて、建具リフォームのタイミングや重要なポイントについてご紹介いたします。
共用部の建具というのは、建物内部におけるドア、引き戸、窓など、部屋の出入り口や枠になる部分を指します。
共用部の建具は建物内部の一部であり、建物の印象や内装インテリアの雰囲気に与える影響は非常に大きい要素のひとつですが、入居者自らリフォームを行うことが出来ない部分であることが多く、共用部の建具を交換することで得られる入居促進や入居満足度などのメリットはオーナーさんだからこそ実現できるものです。
材質や形状、開閉方法、色、デザインなど、共用部の建具には多くのバリエーションが存在し、建物の用途や雰囲気に合わせて選択することができます。
これにより建物の共用スペースを一新し、魅力をプラスすることができます。
特に、築後年数が経ち建物が経年劣化している場合には、共用部の建具の交換や修繕が不可欠です。
共用部の建具は、建物の印象を左右するうえに、開閉のしやすさなど、物件の快適性を向上させる役割も担っています。
建物のオーナーさんにとって、共用部の印象や状態も重要な要素であることを理解し、安全性を考慮し、適切な共用部の建具リフォームを行いましょう。
その1:建物の老朽化や劣化時
建物が長期間使用されている場合、建具も劣化や老朽化が進んでいる可能性があります。
建具が劣化していると、開閉がスムーズにできず入退室に支障をきたしたり、安全性が損なわれることもあります。
そのため、建物の維持管理のためにも定期的な点検や交換が必要です。
その2:全体の改修と合わせて
リフォーム時には、建物全体のデザインや用途に合わせて、建具の交換を検討することがあります。
改修のデザインイメージに合う建具を選ぶことで、建物の雰囲気をグッと変えることができます。
資格建具リフォームのポイント
・構造と用途に最適な建具を選ぶこと
建物の構造に合わせて適切な建具を選定することが大切です。ドアの場合、開き戸と引き戸、左右の開き方向、内開きと外開きなどの選択肢があります。
また、その場所を誰がどのように使うのか、といった使用用途に合わせて、建具の高さや幅を調整することも検討しましょう。
・素材の選定
建具には、アルミやスチール、また、ガラスなどの素材が使われていることもあります。
素材によって雰囲気や用途が大きく異なりますので、設置する場所によって最適な素材を選びましょう。
・取り付け工事
建具の取り付け工事は、プロの施工が必要です。
正確な測定や調整が必要であり、DIYでは難しい作業となります。
状況によっては壁を壊して造作したりする必要がある場合もあります。
以上のように、建具のリフォームには様々なポイントがありますので、ぜひポイントを知って失敗のない共用部リフォームを進めてください
建具の交換にかかる日数は、交換する箇所の状態や取り付ける建具の仕様によっても異なります。
簡易な交換であれば1日、長くても数日ほどで終えられるでしょう。
~建具交換の流れ~
建具交換は、まず既存の建具を取り外し、新しい建具を取り付けるための枠やサッシを設置します。
その後、建具本体を取り付けて調整を行い、最後に仕上げ作業を行います。
この作業は専門の技術者が行うため、作業期間は専門技術者の人数や作業量によって変わります。
また、作業時には建物内に工具や材料を置いたり、作業するためのスペースを確保する必要があります。
そのため、作業期間中は建物内での生活環境が一時的に制限されることがありますので入居者や建物に出入りをする人への事前の周知が大切です。
主に玄関は、賃貸物件でもリフォームをしてほしい場所として上位に上がることが多い場所だと思います。
セキュリティ面の懸念や、古い建具だと冬場が冷気が入ってきて寒い、など。
入居者の快適性と安全邸を確保するためには、建物の共有部である「ドア」の改修が重要です。
これによって入居希望者にとっても魅力的な物件として認知され、建物の価値を上げることにもつながります。
共有部の改修を検討しているオーナーさん、ぜひ積極的に建具リフォームで対策をとっていきましょう。
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