2023.10.12
ビル一棟のリノベーションは、不動産オーナーにとって非常に魅力的な選択です。
今回のコラムでは、既存の建物を最大限に活用し、新たなテナントを引き寄せるための方法を紹介します。
建物の特性を生かし、賃貸価値を高める必要性に関する「目次1」。
建物と設備のアップデートにより、需要を高め、収益性を向上させることに焦点を当てた「目次2」。
そして、最後に、ビルリノベーションの成功に必要な注意点や成功のポイントをお伝えする「目次3」です。
ぜひこちらのコラムでビル一棟リノベーションのポイントについて知っていただき、ご自身のビルの収益性を向上するための参考にしてみてください。
古いビルのオーナーにとっては、その運営にあたって色々な悩みがつきまとうものです。
例えば空室化。設備や建物の老朽化を原因とした空室化には、それを阻止するため対処をする必要があります。今回ご紹介するのが、それらの悩みを解消する1つの手段「ビル一棟リノベーション」です。
~ビルリノベーションの魅力とは~
古いビルのリノベーションは、各居室の中だけではなく、共用部、場合によっては外観も含めて改修を行い、建物を再び魅力的な場所へとするための施策です。
リノベーションにより、空室の問題や建物や設備の老朽化を解消する手段として大いに役立ちます。
リノベーションを通じて古くなったビルを一新することで新しい風を吹き込み、再びテナントを引き寄せることができるようになるのです。
~潜在能力を引き出し、活用する~
ビル一棟リノベーションは、建物の潜在能力を最大限に引き出し、再び活用するための手段でもあります。
建物の個性を活かしながらも、新しい空間へと生まれ変わらせることで空室化の問題を解消し、賃貸価値を向上させることが可能です。
ビル一棟リノベーションは、古いビルのオーナーにとって悩みの種である、「老朽化」の部分を完全に取り去ってくれます。
建物を管理している以上、老朽化は避けられない問題ではありますが、適切なタイミングで必要な改修によって、より長く収益性を持続させることができるようになりますので、早めに対処の必要性を理解し、検討・計画をしていきましょう。
ビルのリノベーションでは、建物や設備、内装のアップデートが不動産オーナーにとって重要な要素です。
これにより、入居者の興味を引き、物件の需要を高めることが可能です。
では、なぜ建物や設備の改善が収益性を高めるか、その魅力を3つのポイントに絞ってご紹介します。
その1:エネルギー効率向上の魅力
建物のエネルギー効率を向上させることは、オーナーに多くのメリットをもたらします。
効率的なエネルギー利用によってエネルギー消費を抑えることで、オーナー側も共用部の光熱費など、建物維持にかかるランニングコストを削減することができます。
また、入居者も現在の光熱費高騰を受け、エネルギー効率の高い建物を優先とすることが多いと言われていますので、ビルの需要が高まることで、賃料設定においても競合に比べて少し高めの価格帯でも競争することが出来る可能性が広がります。
その2:セキュリティ向上の魅力
現在、安心・安全な国と言われている日本においても、昨今は様々な犯罪やトラブルが増えている傾向にあり、そのような背景から、セキュリティの向上は、入居者にとって安心感を提供し、ビルの魅力を高めるための要素として注目されています。
セキュリティ対策が強化されている物件は、特に女性や小さなお子さんのいるご家族をはじめ、多くの入居者に求められており、大きなプラスポイントとして賃貸価値を引き上げます。
その3:居住快適性向上の魅力
新しい内装や現代のライフスタイルに合う新しい設備によって、快適な生活環境を提供することができます。
快適な物件は入居者の生活の充実度に大きく影響し、長期入居の促進に寄与します。結果的に退去率が下がり、空室率が低下につながります。
このように、ビルの建物、設備、内装のアップデートは、収益性向上につながる重要な要素です。
ビルの価値を高めるためには、エネルギー効率、セキュリティ、居住の快適性の向上を意識した改修を心がけましょう。
ビルの一棟リノベーションを成功させるためには、いくつかの大切なポイントがあります。
ビルの一棟リノベーションは、事前にしっかりした計画を立てることが重要です。
予算の設定からターゲット層の設定、デザインの検討や工程、収益計算など、しっかりと計画を立て、あらかじめ想定される懸念事項等についても洗い出しをしておきましょう。
ビルのリノベーション計画において、施工のプロへ相談することも非常に大切です。
デザイナーや建築者など、建物の改修の実績が豊富な専門家のサポートを得ることで、リノベーション計画の品質が格段に向上し、収益化に向けて無駄なく確実に工程を進めていくことができます。
支出が想定の範囲を超えないよう、しっかりと予算管理を行い、予算内で改修計画を完了させることが大切です。
入居者のニーズを理解し、それに合った改善を行うことが最も大きな要素でもあります。
エネルギー効率の向上、セキュリティの強化、快適な生活空間の提供など、入居者が求める要素に焦点を当てましょう。
予算的に全てを網羅することが難しければ優先順位をつけて対処することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
一室の内装を改修するのに比べ、一棟のリノベーションはそれなりの費用を必要とし、かつその計画においても、収益の見込みやターゲット設定など考慮すべき点がたくさんあります。
当社がご提案するビル再生サービスでは、オーナー様が負担する初期の改修費用は0円という新しいサービスですので、費用を気にしてビルの改修が行えなかったオーナー様もぜひお気軽にお問い合わせください。
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