2023.04.28
築古マンションを所有するオーナーの方々は、維持管理や空室問題など、さまざまな課題に直面しています。
そこで、最近注目を集めているのが「シェアハウス」です。築古マンションをシェアハウスとして活用することで、新たな収益源を確保することができ、さらにコミュニティの形成も促進されるなど、空室解消につながっていく可能性があります。
今回は、築古マンションオーナーがシェアハウスを始める理由とメリットについて探っていきますので、ぜひ参考になさってください。
~シェアハウスとは?~
シェアハウスとは、複数の入居者が1つの物件に共同で暮らす住まいのことです。
共用スペースや設備を共有することが特徴で、一人暮らしに比べて、家賃や光熱費などの費用を削減することができ、さらにはコミュニティの形成も促進されます。
最近では、若者だけでなく、シニア世代や単身赴任者など、様々な層に向けたシェアハウスが増えています。
~コンセプトを決めてターゲット層にアピール~
築古マンションオーナーがシェアハウスを始めるにあたっては、コンセプトを決めることも大切です。
例えば、コンセプトを下記に絞ってシェアハウスを展開する場合はそれぞれ以下のような内容がおすすめ。
■シニア向けシェアハウス
バリアフリーや介護にも配慮した設備の導入やサービスの提供など
■単身赴任者向けのシェアハウス
ワークスペースやWi-Fiの完備など、仕事に集中できる環境を整える
そして、コンセプトに合わせてターゲット層にアピールすることも大切です。
広告やSNSなどを活用して、その層のニーズに合わせた情報を発信することで、より多くの入居者を獲得することができます。
築古マンションオーナーがシェアハウスを始める際は、まずはコンセプトを明確にし、成功するシェアハウスの展開を目指しましょう。
築古マンションオーナーにとって、シェアハウスを始めることには様々なメリットがあります。
その中でも、「空室問題の解決」「収益性の向上」がポイントです。
まず、築古マンションは建物自体の古さから、空室が発生することが少なくありません。
しかしシェアハウスを始めることで、個人での賃貸よりも入居率を高めることができます。複数の入居者がいるため、一部の退去があっても完全な「空室」にはなり辛く、入居率が高い状態を維持できます。また、入居者同士の紹介や人脈によって新たな入居者を獲得できるという可能性もあります。
さらに、シェアハウスを始めることで収益性の向上も期待できます。
一般的な賃貸不動産は、単一の入居者に対する家賃収入で成り立ちます。
しかしシェアハウスは1室に対し複数の入居者から家賃収入を得ることができ、より安定した収益を見込めるのです。
以上のように、築古マンションオーナーにとってシェアハウスを始めることには、空室問題の解決、収益性の向上等のなどの様々なメリットがあります。
将来的な資産価値の維持や増加にもつながる取組みですので、ぜひこの機会にいろいろと調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
築古マンションをシェアハウスとして貸し出す際には、事前にルールを作ることが重要です。
入居者同士のトラブルを未然に防ぐためにも、ある程度の範囲をオーナー側が事前に細かく決めておくことが必要です。
まずは騒音問題に対する対策。
テレビや音の出る機器、楽器の使用、通話可能な時間帯に制限を設けるルールを作りましょう。
共有スペースの利用に関しては、深夜や早朝は控え、共用設備の清掃の頻度や使用方法を定めたルールを作ることが必要です。
共用スペースの使い方が衝突の原因になることが多いため、使用する際の注意点を事前に説明しておくことでトラブルを防ぐことができます。
また、トラブルがあった場合には当事者と第三者を交えて話し合いをすることを決めるなど、解決するための仕組みを作っておくことも大切です。
また、入居者同士のコミュニケーションを促進するために、共有スペースの利用を積極的に提案しましょう。
シェアハウスは共同生活のため、コミュニケーションを取りやすい環境を作ることが大切です。
以上のように、築古マンションをシェアハウスとして貸し出す場合には、ルール作りが非常に重要です。
騒音問題に対する対策や共有スペースの利用方法についての確認など、入居者同士が快適に過ごせる環境を整えるために、しっかりとしたルールを設けると共に、オーナーとしてはルールの徹底とトラブルが起きた際に仲介ができるよう入居者同士と日頃からコミュニケーションを取っておけると良いですね。
若者やシニア層、また外国人層にもニーズのあるシェアハウス。
築古マンションをシェアハウスとして改装することは、物件の価値が高まるだけではなく、付加価値のある物件として需要が高まり、新しい顧客層を獲得できる点が大きなメリットです。
冒頭でもお伝えしたように、コンセプトを絞っていくこと、そしてルールを設けることなどの手順を踏んで進めていくことが成功のポイントです。
ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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