2023.04.07
物件を新しくし、そして付加価値を生み出すリノベーションは空室解消にも有効な手段です。
今回のコラムでは、賃貸物件のオーナー様に向けて、リノベーションのメリットやデメリット、成功のためのポイントなどをご紹介します。
空室対策をお考えの方は必見です。
リノベーションとは、建物を改修・再生し、新たな用途に適した空間を作り出すことです。
賃貸物件のリノベーションは、古い建物を活用し、競争力の高い賃貸市場の中で、価値ある物件を提供するための重要な手段になっています。
~リノベーションの内容~
リノベーションには、建物の内装や外装の改修、設備の更新、機能追加など、さまざまなものがあります。
内装の改修では、床や壁紙、照明、キッチン、トイレなどのアップグレードが主になります。
また、設備の更新では、エアコンや給湯器、排水管などの老朽化した設備を新しいものに交換し、トラブルの軽減や利便性の向上も図ります。
古い建物は、機能や性能に限界があることがありますが、リノベーションにより、新しい設備やシステムを導入することで、建物を現代的なものへとグレードアップし、また、建物の魅力や価値を高めることができる優れた手段です。
最近では古い建物を活用したシェアハウスやコワーキングスペースなど、新しいタイプの賃貸物件の人気が高く、これらの不動産は、一般的な賃貸物件とは異なる特徴を持っており、コンセプトに合う入居者層からの需要が非常に高まっています。
築年数が経過した賃貸物件を所有するオーナーさまにとって、築古物件のリノベーションは、今後の賃貸運営を安定させるために貴重な投資となるはずです。
特に、リノベーションによって、入居者のライフスタイルに合わせた空間を提供することができれば、さらに高い需要が見込まれます。
従来の賃貸物件は、入居者のライフスタイル・ニーズを反映した建物であるとはなかなか言えないのではないでしょうか。
しかしその点において、入居者のライフスタイルに合わせたリノベーションができれば、空室リスクを遠ざけてくれる可能性もあるのです。
例えば、独身者向けの一人暮らし用アパートや、家族向けの住居など。それぞれのニーズに合わせた住宅需要は実際は非常に多様です。
ただ広さを合わせるだけや、築古物件を単に内装や設備をアップグレードするだけのリフォームでは、入居者の持つ真のニーズを満たすことはできません。
リノベーションにおいて重要なのは、入居者が求める「ライフスタイルに合わせた」空間デザインや設備を提供することです。
最近では、若者の入居者層には、
・コミュニティスペース
・シェアルーム
・ゲストルーム
などの共有スペース付の物件の需要が高まっています。
また、高齢者層向けではバリアフリーなどの生活の場におけるサポートが求められる傾向にあります。
入居者が快適に暮らすことができる空間を提供することは、長期的な入居率の向上や、家賃収入の増加につながります。
このように、入居者のライフスタイルに合わせたリノベーションは、築古物件の有効活用において、非常に重要な要素であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
長期的な視点で、ニーズに合う物件へとリノベーションをし物件の魅力を高め、競争力を強化していきましょう。
賃貸物件を所有するオーナー様にとって、物件のリノベーションは多くのメリットをもたらすことができますが、同時に注意すべき点もあります。
以下に、それぞれについてご紹介していきたいと思います。
<メリット>
■高い入居率
物件のリノベーションは、物件の設備、内装デザインのような建物の要素が新しく、物件を魅力的に見せることができます。魅力的な物件は、賃料や築年数等が同等の競合物件と比べてより多くの入居者を惹き付るkとができ、空室を防ぎ、入居率アップへとつなげていくことができます。
■高い家賃収入
リノベーションによって物件をアップグレードすることで賃料アップがかないます。
新しい設備や改装された快適な空間は高く評価されるため、今までの賃料よりも高い賃料を設定することができます。
■定期的メンテナンスコストの削減
リノベーションによって、古い設備や機器類を新しいものに換えることができます。
これにより定期的なメンテナンスコストが削減され、将来的な修繕費用を抑えていくことができます。
<デメリット>
■改装コスト
リノベーションはある程度のまとまった金額が必要となります。建物全体を改装する場合は、規模にもよりますが数百万円~の費用がかかることもあるため、あらかじめ収支の想定をしておくことが大切です。
■賃貸市場の需要との不一致のリスク
リノベーションによって物件をアップグレードしても、市場が求めているもの(入居者のニーズ)と一致しない場合は思ったように入居者が増えない場合もあります。
失敗しないためには、事前に市場の調査を行い、ターゲット・コンセプトを設定していくステップが重要になります。
■改装期間の空室
物件のリノベーションは改装作業期間を必要とするため、その間は空室率が高くなる可能性があります。これにより、入居者からの家賃収入が一定期間減少することもあります。
空室が長期化している場合は特に影響はありませんが、ある程度入居者がいる場合はタイミングを慎重に判断するようにしましょう。
以上のように、物件のリノベーションにはメリットとデメリットの両面があります。
将来的な投資収益や家賃収入の見通し、市場ニーズや競合物件などの要因を考慮した上で、リノベーションの中身や実施するタイミングを検討することが大切です。
いかがでしたでしょうか。
リノベーションによって、物件の価値が向上し、住人のニーズに合わせた空間を提供することができます。
しかし、コストや手間がかかることもあるため、慎重な計画と十分な調査が必要です。
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