2023.01.23
アパートやマンションを経営されているオーナー様。
「外壁塗装メンテナンス」は定期的に行っていますか?
居室トラブルと違い、住民の方から大きなクレームも入らないし・・長くメンテナンスされていないなんてことはありませんか?
外壁塗装メンテナンスを怠ると、建物の寿命が大きく縮み、経年劣化による清潔さが欠けることから家賃の下落も大きくなってしまいます。
適切なメンテナンスを行うことで建物を健康に保つことができ、結果、多くの利益を生んでくれます。
外壁塗装メンテナンスについてご紹介します。
一般的に外壁塗装メンテナンスは10年を目安に行うと言われています。
使っている塗料によって寿命は違い、アクリル塗料は安いけれども10年未満ですし、フッ素塗料は20年以上というものもあります。
ただし、建物の環境などで大きく変わりますので、色あせや汚れなど気になる時は、信頼のおける専門業者に建物診断をしてもらうのもオススメします。
たとえば、ヘアクラックという表面の塗膜に細かいヒビが入っているだけ状態なら、パテで補修して塗装すれば大事には至りません。
「これくらいなら・・」と放置したままにすると、住宅内部にまで雨水が入り込んで腐食してしまいます。
そうなると工事も大掛かりになり、費用もさらに掛かってしまうことになります。
外壁塗装はただ見た目をキレイにするだけでなく、下地材や、壁材をも守る役割を担っているのです。
そのため、定期的なメンテナンスが結果コストを抑えるポイントになるのです。
外壁のヒビ割れのことを専門用語で「クラック」と呼びます。
クラックの種類をご紹介します。
ヘアクラック
外壁表面の塗膜にはいる髪の毛のような細かいヒビの総称です。
具体的にいうと、幅0.3mm以下、奥行4mm以下のヒビ割れをいいます。
主に紫外線など経年劣化が原因です。
ヘアクラックは、すぐ建物の内部に影響を及ぼすような可能性は低いですが、放置し続けると簡単な修繕で済まなくなるので、注意が必要です。
乾燥クラック
乾燥クラックとは、モルタルなど水を混ぜて使う外壁材を使う「湿式工法」で、乾燥する過程で水分の蒸発により収縮することでできるヒビ割れです。
完全に乾燥すると収縮が収まるので、ヒビがそれ以上大きくなることはありません。
構造クラック(貫通クラック)
構造クラック(貫通クラックともいう)とは、建物の構造に影響を及ぼす可能性の高い危険なヒビ割れです。
構造クラックは、大きな地震や地盤沈下、筋交い等の不足など構造的な欠陥などの原因で起こります。
構造的欠陥があると、建物は大きく歪みを生じるため、その歪力によって外壁にヒビが入ります
構造クラックは、幅0.3mm以上、深さ5mm以上のものを指して言います。
放置すると建物の安全性に影響が出るので、できるだけ早い補強工事が必要です、
縁切れクラック
縁切れクラックとは、上記で出てきたモルタルなどの湿式工法を施した壁に起きるヒビ割れです。
モルタルなど湿式工法の外壁材は、一気に一面を仕上げます。
何らかの理由で塗装作業を中断したり、塗り直しをした場合、塗りの継ぎ目に起こるクラックになります。
縁切れクラックは構造クラックを引き起こす危険性が高いので注意が必要です。
他にも「チョーキング」など素人でも気づきやすい劣化のサインがあります。
触った時にチョークの粉のような物が付きます。
チョーキングの原因も経年劣化が多いです。
なにか気になることがあれば、早期修繕を行うことが一番コストダウンに繋がりますので、早めに専門業者へお問い合わせするのをオススメします。
外壁のクラックを放置することにはデメリットしかありません。
具体的にご紹介します。
建物の寿命が早くなる
ヘアクラックやチョーキングなどは早急に修繕が必要なわけではありませんが、定期的なメンテナンスを行わず、放置してしまうとどんどん修繕が大変になっていってしまいます。
早期だったら簡単な修繕で済んだのに、構造部分にまで被害が及んでしまうこともあるのです。
建物の強度が低下することで修繕自体が出来なくなることもあり、健全な賃貸経営を続けることが難しくなってしまうことがあります。
修繕コストが高額になる
前述している通り、早期発見からの早期修繕が一番コストを抑えることができます。
構造部にまで及ぶ深刻なヒビ割れになる前の修繕をお願いします。
いかがでしょうか?
外壁塗装メンテナンスについてご紹介しました。
居室については入居者さまからの指摘がすぐ入るのでメンテナンスはバッチリ!というオーナー様でも、外壁メンテナンスは後回しになってしまっていませんか?
気になる方はぜひ専門業者にチェックをしてもらってくださいね。
早めに対処することで、大切な資産である建物を守ることにつながります。
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