洗濯物を干すなど、日常的に入居者が使用する各部屋のベランダは建物の「共有部」です。

入居者の生活に密接に関わる部分にもかかわらず、共用部であるために入居者の判断で勝手にリフォームを行ったり仕様を変えたりすることはできません。

そこで、入居者が「快適」で「住みやすい」と感じるベランダにあらかじめオーナーの方でリフォームを行っておくことで、他の物件との差別化につながります。

■ベランダのよくある困りごと■

その1　狭い

その2　見た目がオシャレじゃない

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１　物干し金物で解決！

古いタイプの、天井から吊り下げられている物干し金物では、物干し竿の高さ・感覚が一定のため、内側の洗濯物が乾きにくいといったデメリットがあります。

そんな時は、角度や高さが変えられる物干し金物に変えるのがおすすめ。

角度・高さが調整できる最近の物干し金物は、

洗濯物が干しやすいだけでなく、干せる量も増え、洗濯物干しが快適になります。

２　ベランダもお部屋同様にオシャレにしましょう

原状回復をしたり、空室解消のためにお部屋の内装をきれいにしたりと、室内の改装を気にするオーナー様が多いのですが、実はベランダがキレイかどうかもお部屋選びのポイントなんです。

いくらお部屋がキレイでも、ベランダが苔だらけで塗装も剥がれてボロボロ・・・では、洗濯物を干しにベランダに出るのが嫌になってしまいますよね。

ベランダもちょっとした工夫でキレイで快適になりますので、ひと手間掛けて好印象をゲットしましょう！

★ウッドパネル

ウッドパネルをベランダに敷くだけでオシャレなベランダに早変わり。

木目の色も種類豊富で、パネルの選び方と敷き方次第でガラッと雰囲気が変わります。

★照明

ベランダにも専用照明を取り付けるとベランダの雰囲気が一気に明るくなるのでおすすめです。

後付けが可能な人感センサー式の照明は夜間に洗濯物を干す際にも役に立ちますし、防犯対策としても有効です。

物件を探している方、また内覧に訪れた方は、部屋の内装や建物の外観だけではなくエントランス部分の雰囲気も物件を決める際のポイントとしてチェックしています。

マンションやビルのエントランスの床部分は、以前からタイル貼りが主流ではありますが、タイルの素材やデザイン、また空間全体を見ると、やはり築後年数が経った物件のエントランスは、「古い」「暗い」と感じる方が多いようです。

そのような場合は、床だけではなくエントランスホール全体をトータルでリフォームを行い、「古さ」「暗さ」を払拭しましょう。

■床タイルの貼替

現在は、高級感のある大理石調のものからツヤ感を消したシックなものまで、色・柄ともにタイルの種類も豊富にあります。

白過ぎても汚れが目出しますし、逆に黒っぽいものは傷や白っぽい汚れが目立ってしまいますので、グレーやブラウン系、白でもグレーや茶色をふくんだ色味のものをチョイスすると、汚れも目立たず、かつ明るい雰囲気の床に仕上がります。

■壁にもタイルがおすすめ

コンクリートに塗装をしただけの壁では暗さが残ってしまいます。

壁の一部にデザインタイルや大理石調のタイルを貼るなど、壁のタイル貼りでアクセントをつけるとグッとオシャレで素敵な空間になります。

■照明はLEDのダウンライトで統一

省エネや災害時の安全面からも、現在は共用部に蛍光灯を使用することはほとんどありません。

LEDの照明なら、すっきりと天井内に収まり、見た目もキレイで省エネ効果も期待できます。

壁を折り上げて間接照明を設けるのも印象がガラッと変わるのでおすすめです。

エントランスは建物の顔☺であり、日常的に入居者が使用する場所だからこそ特別な空間にしたいですね。

共用部のリフォーム、今回ご紹介するもう１つのポイントは「セキュリティ対策」。

建物の構造上オートロックの玄関が作れないアパートやマンションは、セキュリティ面を重視する入居者にとっては入居対象とならず、物件候補から外れてしまっていました。

そのような場合でも、防犯カメラなら比較的簡単に導入が可能です。

現在は賃貸アパート向けの低コストの防犯カメラサービスもあり、限られた条件の中でセキュリティ対策を行う方法として、防犯カメラの導入は費用対効果の高い工夫と言えるでしょう。

女性の一人暮らしや日中留守にしがちで夜遅くなってからの帰宅が多いという方にとっては、建物に防犯カメラがあるだけで大きな安心感につながりますね。