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コラム

表装リフォームとフルリノベーション その違いについて

2022.09.02

コラム

家などの生活空間、オフィスなどのお仕事の空間をきれいにするリフォーム。

 

リフォームといっても、生活をしながら/お仕事をしながら行えるもの、また、内部を全体的に取壊して改装を行う大規模なものまでさまざまです。

 

今回は、それぞれのリフォームの特徴をお伝えしながら、築後年数が経った物件に対してはどちらがおすすめかについても触れていきたいと思います。

表装リフォームとは?

~予算を抑えてきれいに~

 

まず“リフォーム”とは、古くなった設備や内装を新しくするなどの改装のことを指します。

その中で、“表装リフォーム”と呼ばれるものは、「表装」の言葉からもイメージできるかもしれませんが、内装の主に表面をリフォームする工事です。

水廻りの交換や間取りを変更するリフォームと比べて費用が抑えられるため、

「内装を新しくしてちょっと気分を変えたい、でも予算をあまり掛けたくない」

という場合におすすめです。

 

表装リフォームの中身

クロス(壁紙)の貼り替え

クロスも、築後年数が経つと、無意識のうちに身体が当たったり、物が置いてあるところなどが黒ずんだり剥がれてきたりといった劣化が出てきます。

 

また、クロスの継ぎ目の隙間や剥がれが目立つようになると、空間全体の古さを感じるようにもなります。

 

このようなクロスは、新しいクロスに貼り替えることで、部屋全体が一気に明るくなり新しい空間に変身します。

 

現在のクロスは、傷が付きにくい素材や、防臭・水や汚れに強い加工等がされているものもあり、色柄が豊富でデザイン性も非常に高いものが多くあるので、どんな壁紙にしようか?と考えるのも楽しいですね。

 

 

床の張り替え

床はクロス以上に経年劣化が現れやすい部分でもあります。

フローリングの場合は、傷や黒ずみ、またフローリングが水をふくんでしまうことによる浮きなどが起きたり、また、カーペット敷の床もフローリング同様に汚れが目立ってきます。

 

床リフォームでは主に、

 ・フローリングからフローリングへの張り替え

 ・カーペットからフローリングへの張り替え

 ・クッションフロアからフローリングへの張り替え

 ・畳からフローリングへの張り替え

 ・フローリングからクッションフロアへの張り替え(洗面所やトイレ、キッチン等の水廻り)

 

といった工事内容が大半を占めています。

 

フローリングと一言で言っても、無垢材・合板フローリング・シートフローリングといった種類ごとにそれぞれの特徴があり、リフォーム時のコストも違ってきます。

 

また、

【クッションフロア→フローリング】

【フローリング→フローリング】

の張り替えの際には2種類の張り替え工法があります。

 

・上張り(費用:安)

既存の床材はそのまま、新しい床材を上から張り付ける工法

 

・張替え(費用:高)

既存の床材を剥がし、新しい床材を張り付ける工法

 

上張りの方が費用面では安く済みますが、約10㎜~20㎜ほど床の高さが上がるため、ご高齢の方が住むお住まいには足元に段差ができてしまうので注意が必要です。

 

また、出入り口のドアの開閉に干渉してしまうケースもあり、そのような場合は張り替え工法を選ぶ必要があります。

 

※なお、トイレや洗面所だけ、のように、建物の一部だけのリフォームは“部分リフォーム”と呼ばれています

フルリノベーションとは?

フルリノベーションとは、先ほどご紹介した“表装リフォーム”とは大きく異なり、建物の窓のサッシや玄関の扉などはそのまま使用することが多いものの

 

 ・間取りを大きく変える

 ・キッチン、お風呂等の水廻り設備の一新

 ・壁と床の全面張り替え

など、内装と仕様の大部分を大きく改装するリフォームのことを言います。

 

 

また、改装によって設備・仕様の機能(性能)が上がり、快適性が高まることもフルリノベーションの大きなポイントです。

 

■■フルリノベーションでの改修例■■

・部屋数を調整し、ウォークインクローゼットを増設

・LDKを広くとり、オープンキッチンやパントリーなどの家事動線を考えたレイアウト

・コンセプトに沿った内装で統一し、デザイン性を高める

 

このようにフルリノベーションは現在のライフスタイルやニーズに合わせながら、ただ新しくするだけではなく、物件に新たな付加価値をもたらすことができます。

築古物件にはどちらがおすすめ?

築古物件はぜひフルリノベーションで生まれ変わらせましょう!

 

築古物件とはいえ、建物自体(躯体)はまだまだ頑丈で立派な建物がたくさんあります。

そのような建物を取り壊してしまうのは非常にもったいないです。

 

とはいえ、配管や設備、内装などは経年劣化によって見た目も機能も古くなってきていますので、フルリノベーションによって生活に直接的に影響する部分を新しくすることで違えるほどきれいに生まれ変わります。

 

 

フルリノベーションにはある程度のまとまった費用が掛かりますが、建替えに比べればかなり費用が抑えられます。

 

費用を抑えながらも、充実の内装・設備で快適な生活空間になるでしょう。

 

まとめ

リフォームについて、いかがでしたでしょうか。

築古となると、賃貸物件ではなかなか借り手が見つからなくなったりもします。

そんな時はフルリノベーションによって新しい風を吹き込むことで新たな価値が生まれ入居者獲得にもつながりますのでぜひ全体の改装で建物を一新してみましょう。

 

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投稿者プロフィール

株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
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