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コラム

建物の寿命に大きく関わる防水工事

2022.08.12

コラム

ビルやマンションなどの屋上やベランダ・バルコニーなどは一年中強い日差しや雨風にさらされ、非常に厳しい環境に置かれています。

 

築古ビルは築浅の建物に比べ、雨漏りなどのリスクが非常に高いため、今回は定期的な防水工事の重要性や塗装の種類、そして費用の目安についてお伝えしたいと思います。

防水工事の役割

~防水工事って?~

ビルやマンションなど、建物の屋上や外壁、ベランダ・バルコニーなどに防水性のある塗装を施し、建物の内部に雨水が侵入するのを防ぐための大切な工事です。

建物の環境や状態、そして防水工事の種類にもよりますが、新築からおおよそ10年ごとに行うことが最適といわれています。

 

~なぜ防水工事を行うのか~

雨水等の建物内部への侵入は建材の腐食につながり劣化を早め、建物の耐久性の低下に繋がるだけでなく、「雨漏り」の原因となり室内に被害が及び、生活・行動に影響を及ぼします。

また、室内の表装面に変化は現れていなくても、建材の内部にカビ等が発生することもあり、目に見えない菌を吸い込んでしまうと、気管支炎や肺炎、アレルギー症状などを引き起こし、健康を害する恐れもあります。

 

このような状態にならないよう、建物の強度を保ち、良い状態が続くよう定期的に防水工事を行う必要があります。

築古の建物であればなおさら、建物の劣化を早める原因は積極的に食い止めなければなりません。

防水工事の種類

目次1では、ビル・マンションにおける防水工事の役割や必要性ついてお伝えさせていただきましたが、実は「防水工事」といってもいくつかの種類があり、防水工事を行う場所や規模、施工箇所の状態によっても最適な工法が異なります。

 

今回こちらでは、大きく分けると4つある代表的な防水工事の種類について、その特徴をお伝えしたいと思います。

 

 

■FRP防水

(特徴・メリット)

FRPとは「繊維強化プラスチックス=Fiber Reinforced Plastics」の略称で、ガラス繊維でできたマットを敷き、その上からポリエステル樹脂を塗装する防水工事です。

 

マンションやアパートのベランダ部分に用いられることが多く、熱や重さにも強く、耐久性・対摩耗性に優れています。

また、乾燥・硬化までの期間が1~2日程度である点もメリットです。

 

(デメリット)

耐性もあり強力な防水層が期待できる一方、伸縮性に欠けるため、地震等による揺れには弱い傾向があるため、広範囲への施工は避けることが大切です。

 

 

■ウレタン防水工事

(特徴・メリット)

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布し、材料が硬化することで防水膜を形成する防水工事です。

材料が液体上のため、入り組んだ形状をした施工場所にも段差や切れ目のない防水膜を加工できることが一番の特徴です。

 

また、もう一つの大きな特徴としては、他の防水工事の工法と比べ、比較的低予算で施工できるというメリットもあります。

 

(デメリット)

塗布の際の防水塗膜が薄く、十分な厚みが確保できていない場合に紫外線や熱によって劣化が早まることがあり、均一な塗布には職人の技術が影響します。

 

また、硬化時間が長く、FRPに比べて2倍以上の日数(4~5日程度)が掛かります。

 

 

■アスファルト防水

(特徴・メリット)

アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシート状のルーフィングを複数枚貼り重ね、防水層を形成する工法です。

 

アスファルト防水は耐用年数が10年~20年程度と長いこと、また、屋上緑化にも適しているという点もメリットでしょう。

 

なお、防水層自体に重量があるため、鉄骨造のビルやマンション向けの工法です。

 

(デメリット)

FRP防水やウレタン防水工事に比べ工数が掛かること、また、専用機材による施工など、工事における手間と職人の技術がより必要とされます。

 

 

■シート防水

(特徴・メリット)

主にゴムや塩ビ製シートを接着剤で貼り付ける防水工法です。

 

塩ビ製シートはすでにシート面が出来上がっているものを貼り付けるため、見た目の仕上がりが美しく、均等性に優れており、また、耐久性も高いという特徴があります。

 

塗膜が防水層を形成するウレタン防水や溶解したアスファルトを付着させるアスファルト防水等にくらべて作業としては工数が少なく、時間も短時間で納まります。

 

(デメリット)

“シートを貼りつける”という点から、段差・凹凸のある場所やエアコンの室外機などがある複雑な場所は密着性が低いため施工は不向きです。

 

そのため、屋上のような、開けていて平らな場所など、場所を選ぶ点がデメリットとして挙げられます。

 

 

このように、主に4つの工法で建物の防水工事を行うことができます。

 

何を選べばよいか分からない・・・という方は、防水工事専門の業者さんへ相談してみると、ご自身の建物に最適な工法等を提案してくれるはずですので、早めの相談・検討をおすすめします。

防水工事の費用はこうやって決まる! 費用目安もご紹介

まず、防水工事の費用はどうやって決まるのか?ですが、ざっくりいえば【施工方法ごとの施工単価×施工面積】です。

工法に関わらず、防水工事の面積が広ければ広いほど費用は上がっていきます。

 

 

<施工面積>

施工する面積が広いほど、多くの職人が必要となり、また、工事日数も長くなります。

 

<施工法方ごとの施工単価(目安)>

■FRP防水

6,000円~8,000円程度/㎡

 

■ウレタン防水

5,000円~7,000円程度/㎡

 

■アスファルト防水

6,000円~9,000円程度/㎡

 

■シート防水

4,000円~8,000円程度/㎡

 

以上がおおまかな費用の目安となりますが、同じ工法でも、下地の状況や使用する材料によって費用が変わってきます。

 

また、実際に工事をする際、建物や施工場所によっては足場を組む必要が出てきますので、その場合の足場代や、室外機等を取り外しして取り付けをする等の作業が必要な場合は、その分の追加費用が発生します。

まとめ

雨漏り等が起こらないよう、定期的な維持・管理が必要な防水工事。

適正な時期のメンテナンスを怠ってしまうと、建物の劣化が進み、定期メンテナンス以上に修繕に費用がかかることも。

 

当社の「ビル再生サービス」では、築後年数の経ったビルの空室解消を目的に、防水工事や外壁の修繕を含んだビルまるごと再生リノベーションが、オーナー様の負担0円で可能です。

 

建物も古くなってきて空室も増えてきた・・・

といったお悩みをお持ちのオーナー様、ぜひ一度当社へご相談ください。

 

 

 

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投稿者プロフィール

株式会社イエスリフォーム 代表取締役 齋藤直樹
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