2021.12.29
高齢化が進む現在の日本。
総務省が2021年9月20日の敬老の日を前にまとめた推計によると、65歳以上の高齢者は、前年比22万人増の3640万人と、過去最多を更新しました。
戸建て住宅はマンションに比べ、ご自身で管理・維持しなければならない範囲が広く、シニア世代になっても手入れをしながら住み続けるには色々な負担があるのも確かです。
そこで今回は、“維持しやすく快適に過ごせる”としてニーズが高まっている、「シニア向けマンション」についてご紹介いたします。
日本の65歳以上の高齢者は3640万人、65歳以上人口割合は、世界2位のイタリアに大差をつけ、日本がダントツ1位です。
また、高齢者の就業者数は17年連続で増え続け、906万人と、こちらも過去最多を更新しました。
「働ける」ということは、高齢でもまだまだ元気に暮らしている方が多い、ということです。
一般的に、不動産オーナー様は高齢者様の入居を受け入れたがらない傾向にありますが、いま日本は“人生100年時代”です。
高齢者とは言っても、今の6~70歳代の方は昔に比べてお若い方が多いのです。
そこで今回は、特に介護を必要としない、高齢者の方向けの住宅を2種類、ご紹介いたします。
その1 【サービス付き高齢者向け住宅】
2011年10月「高齢者住まい法」の改正により誕生したシニア向けの高級賃貸住宅です。
介助を必要としない人が多く暮らし、自由度の高い暮らしができます。
■特長
・安否確認や生活相談(掃除、買物代行)といったサービスが提供されている。
・居室の広さが原則25㎡(リビングやキッチンといった共有スペースの設備が整っている場合は18㎡)と基準が設けてあり、高齢者施設等に比べ比較的広いスペースが確保されている。
・賃料は通常の一般物件に比べ高い傾向にあり、空室率も大変低いためなかなか入居先が見つからないのが実情。
■おすすめの対象者
・介護までは必要なく一人で生活はできる、一人での日常生活に不安がある方
・オプションで必要なサービスサポートを受けたい方。
→別途の契約で、買い物代行、病院の付き添い、食事の提供、といった生活に密着する部分のサポートを受けられます。
その2 【シニア向けマンション】
シニア向け分譲マンションは、共有部、専有部共に、高齢者の方が安心して住みやすい仕様・設備が整えられたマンションです。
単身向け、ご夫婦向け、等、間取りの選択肢も比較的多く、サービス付き高齢者向け住宅に比べ、入居のしやすさが特長です。
■特長
段差がないフラットな造りとし、各所に手すりが取り付けられる等のバリアフリーを基本として造られます。
最新の充実した設備が整えられていますが、サービス付き高齢者住宅のような日常生活や緊急時のサポートなどは付いていません。
■おすすめの対象者
・高齢だが元気。普通の家で自由に生活を楽しみたいしたい。
→老人ホーム等の高齢者施設とは違い、ごく普通の家ですので、外出も自由です。
・同年代でコミュニケーションを取れる仲間を増やしたい
→マンション内には同年代が集まるため、自ずとコミュニティが生まれます。
・戸建てからの住み替えを検討している
→バリアフリー設備も整っている物件のため、安心できる。自分でリフォームをする必要がない。
シニア向け分譲マンションの法的な規制はありませんが、バリアフリー設計が基本。
共用部、専有部共に、高齢者の方が安全に過ごしやすい設備であることが大切です。
こちらでは、シニア向け分譲マンションのリノベーションポイントをご紹介いたします。
■間取りはシンプルに
入り組んだ間取りは歩きにくく、車椅子での移動にも不向きです。
シンプルな間取りは動きやすく、車椅子でも生活しやすいというメリットだけではなく、掃除がしやすいという利点もあります。
■キッチン
ガスコンロではなく、IHクッキングヒーターにすることで火災のリスクを下げましょう。
食洗機や、掃除不要機能が付いたレンジフードに交換することで家事の負担も軽減します。
■洗面所・トイレ・浴室
<洗面所>
広めのスペースを確保し、椅子や車椅子で使えるようにしておきます。
洗面台は、車椅子で使用すること前提に、カウンター下の収納がないタイプや車椅子での生活用に設計された足元が広いタイプがおすすめです。
<トイレ>
車椅子で出入りしやすいように、引き戸または折れ戸にします。
<浴室>
浴室の扉は、引き戸にすることで、入浴中に倒れた際などに浴室の外から救助しやすいことが利点です。
また、トイレと洗面・脱衣室を「同室」として、さらに浴室とつながる形にすると、衣服の着脱の面でも使い勝手がよくなります。
■寝室
シニア世代の場合、万が一のときに緊急対応ができるように寝室は夫婦同室か、お互いの気配を感じられる距離にするのが理想的です。
また、介護が必要になったときや寝起きのしやすさから、布団よりもベッドの方が向いていますので、できれば広めにとり、洋室仕様とすることをおすすめします。
シニア向けマンションはとても住みやすく、家事や洗濯などの負担も軽減され、安心して老後の生活を送ることができるため今後ニーズがどんどん高まると思われます。
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