2022.08.04
物件に付加価値があると入居が決まりやすいのは当然のことです。
その付加価値とは、室内だけに限らず、共用部においても同じです。
では、共用部をどのようにすると、入居希望者の印象がよくなるのでしょうか?
今回は「印象がよくなる!賃貸物件共用部リフォーム」第一弾のご紹介です。
共用部の印象は、入居希望者の成約率を高めるために非常に大切です。
印象を左右するキーワードはまず、「キレイ」かどうかです。
共用部の「キレイ」を目指す際に気を付けるべき場所は、なんといっても『ゴミ置き場』。
ゴミ置き場は、建物のさまざまな部分がそのまま映し出される場所です。
例えば・・・
・ゴミ置き場の周辺にゴミが散乱している
・大型ごみが不法に放置されている
このような状態は衛生上問題があるだけではなく、実際に入居者同士のトラブルにもつながりかねず、内覧で訪れた方へは「マナーが守れない入居者がいる」「管理がされていない」といったイメージを与えてしまいます。
ゴミ出しはその建物で生活することへの不安を感じさせないように、マンション・アパート等の賃貸住宅には、ゴミステーションやゴミボックスを設置しましょう。
~ゴミボックス設置のメリット~
生ゴミを含んだゴミはカラスや猫に荒らされる可能性が高く、ネットでは防げないことも。
特に夏場は生ゴミが匂いやすく、ゴミボックスはその拡散をある程度防ぐことができます
早朝に家を出ることも多、地域のごみ収集場にはゴミを出しづらいという意見もよく耳にします。
「前日夜以降」等の決まりがあることは多いですが、住民専用のごみ収集場敷地内にあるというだけで入居者は安心します。
最近は洋服や雑貨・日用品まで、多くの商品をネットで購入する人が増えています。
しかし日中は仕事や外出などで日中留守にしがちで荷物を受け取れないことが多く、不在~再配達~不在を繰り返し、宅配業者にとっても注文した人にとっても手間が発生しているという現状があります。
宅配ボックスはそのような煩わしさが軽減する便利な仕様で、一人暮らしの女性などは宅配業者と対面することなく品物を受け取れることも可能。
検索条件に「宅配ボックス」を挙げる人が非常に多く、貸物件における宅配ボックスのニーズは非常に高まっています。
~宅配ボックスの種類~
宅配ボックスは主に鍵の種類によって「アナログ式(ダイヤル又はテンキータイプ)」「デジタル式(タッチパネルやカードキータイプ)」の2種類に分けられています。
■アナログ式
ダイヤルを回して4桁程度の番号を入力し解錠するタイプ。
<メリット>
・電源を使わないタイプがほとんどのため、設置や使用のハードルが低くランニングコストがあまり掛かりません。
<デメリット>
・システム化されていないため受取忘れが起こりやすく、宅配ボックスがなかなか空かない可能性がある。
■デジタル式
専用カードキーやスマホ等の非接触型の鍵を使って解錠するタイプ
<メリット>
・暗証番号を覚えることなく、カードの挿入だけで解錠が可能。非接触タイプの場合は鍵を手に持つことも必要ありません。
・アナログ式に比べてセキュリティ性が高く、荷物が届いたことをメールで通知する機能があるものもありシステム化されています。
<デメリット>
導入費用と管理に掛かる費用がアナログ式に比べて高い傾向にあります。
実際は解錠の種類だけではなく、大きさや形状、管理スタイルなど、多くの種類が展開されていますので、住居の世帯数など、ご自身の物件に最適な設備はどのようなものかを検討してみましょう
宅配ボックスの需要が今後なくなることは考えにくく、入居先を探している時に同等の物件でどちらか迷った際に「宅配ボックス有り」物件が高評価されることは確実といえるでしょう。
未だ終りが見えないコロナ渦。
公共の交通機関の利用を避け、自転車で移動したり買い物に出かけたりと、自転車の需要が引き続き増えています。
このような背景から、賃貸物件における自転車の置き場についてはニーズが高く、駐輪場スペースがしっかりと確保されていることは入居につながる大きなポイントになります。
<自転車置き場のメリット>
・部屋まで自転車を持ち運ばすに済む
自転車を置くための駐輪スペースが無い場合は自室の玄関先に停めることが多く、自転車を使う度に自転車を押しながら建物の外まで出なくてはならず、帰宅時は荷物も持ちながら自転車を部屋まで押して帰る必要があります。
敷地内に自転車置き場があればこのような手間がかかりません。
・外観の美化とトラブル防止
自転車置き場が無いと、エントランス回りや敷地外に無造作に駐輪されることがあります。
建物外観の見栄えが良くないだけでなく、通行の妨げになり近隣の住民から苦情が出てしまう事も。
自転車置き場を設けることで乱雑に自転車が置かれることがなくなります。
自転車置き場といっても、床に駐輪枠をマーキングしたものから、前輪を固定するラック式など、様々な仕様があります。
予算や入居者層に応じて最適な仕様を検討しましょう。
建物の共用部の様子から「住み心地が良い」と感じられる物件は好印象となり、内覧から入居につながる確率が一気に高くなります。
イエスリフォームの「オーナー様負担0円 ビル再生サービス」では、空室解消を目指し、今回のような高評価につながるポイントを含んだ全体のリノベーションをご提案しますので、ぜひ一度ご相談ください。
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